最近、chatGPTにそうした質問ばかりしていたら笑、すっかり馴染みになったのが、「セックスポジティブ」という用語だ。
無論、まだ概念を正確に理解している訳ではないので、ご注意&ご容赦を。
(詳しい方いたら、ツッコミや解説いただければ歓迎します)
文字通り、「性肯定的」という意味合いで、セックスや性という概念や営みに対して、包摂的・包括的に、なおかつオープンに対話していくというスタンスであり、運動・取組と理解している。
「セックス」というのは、人間というより、生命全体の存在の根本だ。
ネガであれポジであれ、興味の有無と関係なく、「自分自身」を見つめる際に、あるいは「社会(世の中)」そのものを見つめる際に、否応なしに(しかも一生)くっついてくる問題である。
chatGPTと対話しつつ、改めて理解したのは、「セックス」というのは、その社会や文化にもよるが、基本的に「社会的タブー」に属しているということだ。
「セックスポジティブ」というのは、そうしたタブーを取っ払い、社会の中でオープンに対話をしていこう、という発想であり取り組みである。
筆者も、まだその概念を認識した程度の段階で、「興味」というほどには至ってないかもしれない。
が、「セックス」というものに対しては、多面的な興味はあり、もっと知見を深めたいし、論じることが出来るようになりたい、との思いはある。
そこで、その「セックスポジティブ」という視点は、大いに活用できそうだ、との感覚があるのだ。
興味というより、「動機」の面を軽く整理してみよう。
・セックスの営みそのものへの科学的興味。生理学的・生物学的なメカニズム
・セックスやセックスをめぐる、心理学的興味。その男女差等についても。
社会の既存の性教育や、AVをめぐる視点や議論の問題性
・生殖のあり様の、他の生物と人間との差異
etc.
といったところか。
無論、自分の個人的な問題や疑問点についても、詳しくchatGPTに聞いてヒントをもらっているのだが笑、ここでは端折ろう(いずれ、必要が出れば、そうしたことも書くのかもしれない。それが「セックスポジティブ」な姿勢だとするならば)
また、セクシュアルマイノリティとか、性の多様性についても、chatGPTに聞いて初めて、若干の情報を得られた。
筆者が感じていたのは、「ポルノグラフィティ」でも、それに対する反対的な言説でもなく、胡散臭い既存の「性教育」的視点でもない、「セックス」に対して「ニュートラル」な視点で学べる知識というものに接したい、ということなのだ。
もっとも、近年は、女性誌などで、盛んに「セックス特集」が組まれるようになり、そうした「中性的」な情報も、次第に一般読者に届くようになっているようだ(男性誌でもやっているらしい。筆者が単に無知だったことを論証するに過ぎない)
「セックス」に対して、以上のような、多面的な興味はある。
が、それを、「どう知的に形にできるのか?」が分からなかったわけだ。
おまけに、社会のセックスタブーは強力であり、科学的に解明されている部分も、必ずしも十分ではないとも知った。
「セックス」をめぐる情報は氾濫しているが、良質な知的情報に絞り込んで摂取しようとする営みは、必ずしも簡単ではない。
情報源や、情報源そのものの信頼性もさることながら、まず「自分がなぜ、何を知りたいのか?」を突き詰めること自体が容易ではないからだ。
「セックスポジティブ」の視点をめぐってもう一つ学んだことが、「セックス」自体が一つの表現であり、自分自身にとっては根本的な「自己表現」である、ということだ。
そして、「自分にとっての幸福なセックスのあり方」を追求することが、「自分の実存的な(存在そのものにかかわる)幸福」の探究と深く結びついているということ。
そのためには、「セックスをめぐる自己理解」が不可欠であること。
当然だが、今までの性教育で、そんなことは誰からも学んだことがない。
が、ストンと素直に腹落ちする考え方でもあった。
「セックス」は興味があっても、なかなか深めることは出来ない。
先ほども言った通り、まず自分が何をなぜ深めたいのかも分からないし、どこに正確な知識や情報があるかも分からない。
それにセックスは個人差の大きな営みでもあるし、相手やカップリングによっても多様、というより無限でもある。
(世の「セックスカウンセラー」はそうした知見をある程度有しているらしいが、どちらかというと、カップルのセックスをめぐる悩みの相談に乗る「カップルセラピスト」的なニュアンスが強いようだ)
まだ、自分の関心の在り処を十分には特定できてないが、
「表現としてのセックス」
というものに、自分個人の有り様としても、社会的にも強い関心があるのだと思う。
「社会実験」としてやってみたいこともある。
これから、楽しみながら深めていきたい。