セルフケアと「男性」性

フェミニズム・男性学周辺に関心。立ち位置は、親でも反でもなく「中立」。

とある漫画家のマンガへの嫌悪感の正体…?

筆者は、高校~大学生前後までよく読んでいた漫画家が2人いる。 (誹謗中傷の意図はなく率直な感想を述べたいだけだが、そう取られるのを避けるため、記号表記のみとする。内容分かりづらい点はご容赦を) 両者とも、日本では殆ど誰でも知っているレベルの有…

「当事者の訴え」を翻訳的に伝える「現代アート」

筆者は最近、「現代アートとは?」という個人的問いを持って、たまに美術館などを巡ったりしている。 その解の一端として、「当事者の訴え(または社会・政治問題)の翻訳的表現」というものがある。 先の記事で、筆者は、「フェミニズム・男性学に対して中…

フェミニズム・男性学に対して「中立」

当ブログのIDは、femidanとしている。 「フェミ男」すなわち、「フェミニズム・男性学」から取ったものだ。 当然ながら、それらの知見への興味から取ったものに他ならない。 その一方で、では、「フェミニズムや男性学に対して、どのようなスタンスを取りた…

「セックスポジティブ」という視点

最近、chatGPTにそうした質問ばかりしていたら笑、すっかり馴染みになったのが、「セックスポジティブ」という用語だ。 無論、まだ概念を正確に理解している訳ではないので、ご注意&ご容赦を。 (詳しい方いたら、ツッコミや解説いただければ歓迎します) …

【自己責任論への応答】ハイハイ、無能ですいませんでした👅

筆者らの世代は、「構造改革の申し子」「自己責任論の申し子」世代といっても過言ではない。 「自己責任論」というのは、今なお、日本社会や政治の公的な言説や政策としても、極めて根強く遺った考え方であると感じる。 筆者自身も、100%ではないが、その考…

泥船業界と若手社員脱出

取引先の、割と気の利く営業の若手社員がいたのだが、先月いっぱいで退職した。関連だが別業界に転職するという。 しかも、人件費高騰のあおりで欠員補充の見込みは当分なく、その上司が直接の担当になるという。 いい若者(というより取引先では唯一のまと…

「無色透明」の自己…?

(長文注意) 厨二病全開みたいなタイトルになった。 昔、筆者は、学生時代に、大学生ととある著名政治家とのオープンな対話イベントのようなものに参加したことがある。 その時その場で、筆者の知り合いの、割とイケイケの学生団体活動の指導者が、「今の生…

過疎地老人が見放されていく過程

最近、割と身近な関係の老人(女性)が、自分の住む(都会に比べればまだコミュニティが密なはずの)過疎の地域からも見放される、という過程について詳しく聞くことができたので、それについて書きたい。 老人は、長く夫と2人暮らし(子は3人いるがいずれも遠…

友達の出産報告を祝えない不幸な社会

最近、海外在住アラサー日本人女性のnoteのブログ記事で、「昔からの日本の友達のグループラインに、『子どもが産まれました』の報告をしたら、誰からも何のレスポンスもなくスルーされ、悲しかった」という趣旨の記事を読んだ。 この記事では、色々思うとこ…

「少子化対策」とは何だったのか(完了形)

「過去形」と書こうとしたが、いったん「完了形」に止めおくことにした。 政権の言い分より「少しだけ」感心したのは、下のインタビュー記事。 「対策しようがない」、止まらない過疎自治体のトップをしていただけのことはある、現実的な視点が含まれている…

所詮、「親はサイフ」で、「親ガチャ」か。

「所詮、親なんて単なるサイフですよ」は、ホリエモンの、確かtube上の発言で、印象に残っている。 「確かに。当然だ」と思う一方で、片方で割り切れない自分自身もいる。 これが、「親ガチャ」にいら立つ親の気持ち(の一部)か、と初めて知った。 筆者は、人…

「親ガチャ」という言葉にピリつく大人たちへの失笑。

下記は1年ほど前に「親ガチャ」について別ブログで書いた記事だが、最近、やや別角度からの感想を抱くことがあった。明日はその記事を更新予定。 >>> 今でも使われているかわからないが、「産んでくれと頼んだわけじゃない」という反抗期の子どもが親に向け…

衰亡・爛熟文明社会に必要なデカダン、「SDGs」

「SDGs」という総花的かつ社会動員的なスローガンについて、どう捉えるべきか、つらつらと思案する時期が続いたが、ようやくスタンスが見えた。 「SDGs」というのは、無論大真面目に信じている人もいるかもしれないが、「誰か」が「ある時点から急にこさえた…

「自死する寸前」だけ助けんな。

※何らかの規制がかかって閲覧できなくなった場合はすいません。 あいみょんの「生きていたんだよな」という好きな歌がある。 この歌の「飛び降り者の勇気」を賛美している部分に、特に共感を覚える。 法的規制ができたのか詳しくは知らないし興味もないが、…

非モテ(または高齢D◯)は「ノーチャン」か。

先日の長電話では、盲点を突かれる視点やトピックがいくつか出た。 非モテ(ではなく正確には「高齢DT」(差別用語なのかは未確認)が主要トピックなのだが。カミングアウトした著名な学者と、共通の古い知り合いが念頭にあった)は「ノーチャン」なのか、が彼の…

【思考実験】「身体障害者のAV」は可能か。

(閲覧注意) ※差別的な意図はないが、各種社会的な文脈は押さえた上でないため、結果的にそうなっている可能性はある。あくまで、知的な思考実験としての営みが目的となる。意見や批判等あれば歓迎する。「健常者」「身障者」という用語を用いているのだが、…

「家父長制」論の落し穴。(「女性目線の現代ダメ夫」論

子育て世代の同僚女性(30代)の夫愚痴を聞いていたら、些細な点だが、「家父長制」論の落し穴に気づいた。 彼女は夫姑と同居で、夫は子どもの相手はできるが、他の家事はからきしということだった。面白いのが、箸の上げ下げではないが、「食後に食器を下げる…

【プロレス】日本政治史=「ジイさん民主主義」の成り立ちw

歴史はかなり好きだが、近代日本政治史を通史で読もうとして、結構辟易した覚えがある。 当時はきちんと気付けた訳ではないが、絶えずジイさんばかりが入れ替わり立ち替わり出てくるだけの代わり映えのない(ホモソーシャルな)歴史に、ウンザリしたというのが…

婚活ヲタクの観察

ブログでは、好き好んで婚活記事ばかり読んでしまう笑 婚活する人もしない人も、どんな心境でその判断や行動に至るのかは気になっているからこそ、摂取はしているのだろう。 あと、婚活業者の煽り文句もそれなりに個性があって面白いと思うこともある。 別に…

(カネ+)健康+人間関係維持がないと「家族はリスクヘッジにならない」件。

同僚どうしの姑愚痴は、毎日のようになされているのに止まるところを知らない。 愚痴というよりは既に、「旦那が死んだら縁を切ろう」「早く施設に入居してくれないかな」etc.極めてリアル、かつ筋道だった見通し込みの情報共有と見るべきかもしれない。 老…

「好きじゃない人と無理に一緒」なら、お仕着せの見合いでも変わらない?

SNSで読んでて驚くのは、「好きになれないけど、(大人の都合上)我慢して付き合う・結婚生活を続ける」勢の意外な多さだ。 こちらは、そのゲームをしない完全な局外者の視点でしかなく、幼稚な視点でしかないのかもしれないが。 無論、「幸せな恋愛や結婚生活…

「結婚したくない」積極的な8つの理由。

理由を整理したけど、単に自分が「自由人」なのだ、ということを一つ一つあげつらっただけとも言える。幼稚で「大人になりたくない(なる気がない)」というのが正しいのかな。汗 一方で、「現代社会の男の弱さ」みたいなものも、観察できるかもしれませんが。…

「ホモソーシャル」な文脈における「転向」。

(ネタバレ注意) 少し前だが、自主上映されていた映画「わが青春つきるとも」を見た。 戦前の社会運動家伊藤千代子を主人公にしたもの。 映画自体とても素晴らしいもので、史実として知らないことも結構あった。 それについては、また別の機会があればまと…

フェミニズムと男性学へのスタンスと狙い。

(前稿の続き) 昔は「慰安婦問題」も、どう向き合うか距離感を測りかねていた。(まあ外交状況はそれらを遥かに飛び越えてしまったが) 今なら、だいぶ年月の積み重なりも知的蓄積も豊富になり、冷静に議論を吟味できる土台が整っていると言える。 現時点での立…

既得権×余裕ない人への「文脈なきナイフ」=「認めて欲しい」

最近、フェミニズムの文献を、kindleで楽しみながら少しずつ読むようになった。 世間もだが、自分自身も大なり小なり変わったのだと言える。 数年前の段階では、(当時は情報摂取がツイッターメインだったこともあるが)「細かすぎて、とても文脈を追えない」…